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Hiroki Sato

Hiroki Sato

「今年も、どうか佐藤さんを事故からお守りください。」


新しい交通安全のお守りを手に、目を閉じてご祈祷する結美。


「運転が上手いから大丈夫だよ。去年も何も無かっただろ。」

「それは、前のお守りが守ってくれたからだよー。」


二種免許を生かした俺の華麗なドライブテクニックは、何故か微塵も評価されなかった。



「去年はブルーだったから、今年はピンク。見て見て、可愛い。」


フロントガラスに付けると、揺れて鈴の音が聞こえてきた。


「今年も、事故に遭いませんように・・・。」


何度もそう願う姿が可愛かった。


「大丈夫だよ。俺、事故った事無いから。」

「そういえば、私と付き合うようになってから一度もない・・・。」

「付き合う前も一度も無いよ。」

「すごーい!どーして?」

「運転が上手いから。」

「そっかぁ。そうだね。うん、そうかも!」


やっとそこに気付いてくれたか。



安全第一。
大切な人を隣に乗せるのだから、そんな事は当たり前。

一人の時も、結美を悲しませないように気をつけよう。
それもまた、愛情の形のひとつ。



これは、去年の年明けに書いたままずっと埋もれていた記事。
そんな事もあったなと、一人懐かしさに浸ってしまった。

ここには、結美と過ごした幸せな時間が詰まっている。
そのすべてが、俺にとってかけがえのないものだ。

過去も今もこの先も、そう思う気持ちは変わらない。

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