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オレガオモウコト

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俺の幸せ
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俺の幸せ

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墓参りの帰り、俺は自宅へと車を走らせた。「忘れ物?」「そう、忘れ物。ちょっと待ってて。」俺は車に彼女を残し、庭の方に向かった。「はい。」「あ・・・ありがとう。こんなにいいの?」「いいよ。」「綺麗・・・。佐藤さん、ありがとう。」彼女は、紫陽花の花をそっと抱きしめた。以前、「お花が咲いたら、少しだけ欲しいな。」と言っていた彼女。約束は、ちゃんと守らないとな。彼女の嬉しそうな顔が見たい。俺の頭には、いつ...
悩む彼女
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悩む彼女

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長い。相変わらず、彼女は選ぶ時間が長い。それが苦になった訳では無いが、彼女が早く食べたいだろうと思い、俺は声を掛けた。「決まった?」「まだ。」「ミルクにする?」「んー。なんか、ちょっと普通だなぁって思って。」「抹茶は?」「最近、抹茶味のチョコ食べたばっかりなの。」「小豆は?」「ちょっと、甘過ぎるような気がして。」「じゃあ、イチゴ。」「あんまり食べたことないかも。」多分、何だかんだ言って、全部捨て難...
ご褒美
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ご褒美

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「佐藤さん!」赤信号に阻まれた俺たちは、横断歩道を間に挟み、互いに手を振った。信号が青に変わると、彼女が満面の笑みで俺の胸に飛び込んできた。「おはよう。」俺は、彼女を抱きしめた。「おはよう!バス、久しぶりだった!」「大丈夫か?酔わなかったか?」「酔わなかったけど、最後の方で寝そうになっちゃった。」そう言って俺を見上げる彼女の顔は、まるで子供のようなはしゃいだ笑顔だった。「ふう。」不意に、俺の胸に顔...